株式会社エスコム様 名刺デザイン


目次
究極のバランスを追求。黄金比(1:1.618)で構築するESCOM様の名刺デザイン
名刺という限られたスペースにおいて、情報の配置は企業の「秩序」と「美意識」を映し出す鏡です。 今回は、古来より最も美しいとされる黄金比(Golden Ratio)に基づき、緻密に計算された「余白の美」を実現した名刺制作の舞台裏をご紹介します。
1. 黄金長方形の分割による「エリア最適化」
この名刺の最大の特徴は、表裏すべてのレイアウトが**黄金長方形(Golden Rectangle)**の分割ロジックに従って設計されている点です。
- 数学的な安定感: $1 : 1.618$ の比率で紙面を分割し、ロゴの配置エリア、氏名、連絡先情報を配置。人間が本能的に「心地よい」「信頼できる」と感じる視覚的なリズムを生み出しています。
- 情報のヒエラルキー: 単に情報を並べるのではなく、分割されたエリアの重要度に応じてフォントサイズやウェイトを調整。視線が迷うことなく、最も重要な「企業ロゴ」と「名前」へスムーズに誘導される設計です。
2. 「適度な余白」が語る、知的な余裕と洗練
「情報を詰め込まない」ことは、ビジネスにおいて心の余裕と専門性の高さを表現する重要な戦略です。
- 計算されたホワイトスペース: 黄金比による分割は、必然的に「機能的な余白」を生み出します。この余白があることで、配置されたロゴやテキストがより際立ち、高級感と知的なイメージを醸成します。
- ESCOMの「繋がるライン」との共鳴: シンボルマークの緻密なラインアートを活かすため、周囲に十分なスペースを確保。ロゴ自体が持つ「構築的な美」を損なうことなく、紙面全体を一つの作品のように仕上げました。
3. 表裏の統一感と「信頼の継続」
表面から裏面へ。名刺を裏返した際にも、同じ比率のロジックが適用されることで、ブランドの一貫性を強調しています。
- 表面(パブリック): 会社名、氏名、肩書きを主役とした、端正でプロフェッショナルな顔。
- 裏面(アイデンティティ): ロゴマークを大胆に配置、あるいは事業領域を整理した、企業の想いを伝える顔。
- リピートされる調和: 表裏で共通の「黄金比グリッド」を使用することで、無意識のうちにブランドに対する「安定した信頼感」が深まる仕掛けとなっています。
制作の背景
「電気・通信・新エネルギー」という、緻密な計算と安全性が求められる事業領域において、その名刺もまた、論理的で美しいものであるべきだと考えました。
黄金比という普遍的なルールをデザインに落とし込むことで、ESCOM様が提供するサービスの「精度」と「信頼性」を、手渡した瞬間に伝えるクリエイティブを目指しました。
デザイン・スペック
- コンセプト: 数学的調和、信頼の可視化、洗練された余白
- 設計手法: 黄金比(1:1.618)に基づくグリッドシステム
- レイアウト: 黄金長方形の分割によるエリア調整
- 書体構成: Futura PT / 小塚ゴシック / Helvetica Neue
クライアント
株式会社エスコム 様(福岡県三井郡)
上野ヒロカズ写真事務所 様(福岡県福岡市)
